品種紹介 モチ Mochi
品種 | カーネーション |
色味 | 緑/赤 |
産地 | コロンビア |
用途 | 結婚式、アレンジメント、花束 |
品種の特徴
カーネーション「モチ」は、まさにその名前にふさわしい、柔らかく愛らしい印象を持つ花です。この品種は、伝統的なカーネーションの美しさに加え、個性的でありながらも品がある色合いと形状で、多くの人々に愛されています。「モチ」の最大の特徴は、その優雅な色合いです。ベースカラーは淡いクリームホワイトで、そこに繊細なピンクや赤紫色のストライプが入っています。このストライプは花びらに不規則に広がり、一本一本が手描きのようなナチュラルなタッチで、まるで和菓子の餅にかけられた餡の模様のようです。この繊細な模様が、全体に柔らかさと温かみを与え、見る者に安心感をもたらします。また、ベースのクリームホワイトが花全体の明るさを引き立て、光を受けることでほんのりと輝きを放ちます。
「モチ」の花弁は、幾重にも重なり合い、まるでフリルのように波打つ形状が特徴です。一枚一枚の花びらが丁寧に折り重なることで、ボリューム感と立体感が生まれます。花弁の縁はわずかにギザギザしており、この微細なディテールが花全体に動きを与え、光と影のコントラストを楽しむことができます。また、花びらの縁が少し反り返ることで、まるで花がふんわりと開いているような、柔らかな印象を作り出しています。
このカーネーションは、その柔らかな色合いと優美な形状から、贈り物や特別な場面で非常に人気があります。特に母の日のプレゼントとして選ばれることが多く、感謝の気持ちを伝えるにはぴったりの花です。さらに、結婚式のブーケやテーブルデコレーションとしてもよく使用され、花嫁の純白のドレスや、ウエディングの華やかな装飾に自然と調和します。
また、落ち着いた色合いのため、感謝やお祝いの場だけでなく、葬儀の供花の中にも使われたりしています。
アレンジメントの組み合わせ例など
「モチ」を使ったアレンジメントは、その柔らかい色合いを生かして、同系色の花々と組み合わせるのがおすすめです。たとえば、淡いピンクのバラやクリーム色のリシアンサスを加えることで、全体が調和した、エレガントでロマンチックなアレンジメントが完成します。さらに、ユーカリやレモンリーフなどのグリーン系のフィラーを加えると、自然な爽やかさがプラスされ、アレンジメント全体にバランスが生まれます。また、少しアクセントを加えたい場合には、淡い紫のスターチスやブルニアなどを加えると、全体が引き締まり、立体感がさらに強調されるでしょう。
「モチ」は、その名の通り、見る者に優しさと温かさを届ける花です。特別な日の贈り物としても、日常の彩りとしても、その魅力を存分に楽しむことができます。
カーネーションの水揚げの方法や保管方法など
- 水に浸かる部分の葉はあらかじめ取り除いておきましょう
- 茎を水中の深いところまでつけ、節のすぐ上を斜めにカットしましょう。 この時のポイントとしては切り口から節までの距離が長いほど、よく水を吸い揚げます。
- 茎を切り戻した後は、適量の水に生けて8度以下で管理してください。保存時のお水には可能ならクリザールを用いるとなお効果的です。
コロンビア産カーネーションについて
コロンビアは世界最大のカーネーション生産国の一つであり、その生産は特にアンデス山脈の高地で行われています。コロンビアのカーネーション生産は、以下の特徴を持っています。
気候条件: 高地の温暖な気候と豊富な日照により、年間を通じて安定した生産が可能です。
労働力: コロンビアの花卉産業は多くの雇用を生み出しており、特に女性が多く従事しています。
技術革新: 挿し木技術や温室栽培技術の導入により、高品質で多様な品種のカーネーションを生産しています。
私たちトリートフラワーズは、こうした好条件を兼ね備える素晴らしい農場と契約し、輸入を行っております。
最終更新日2024年8月18日